2018 明治安田J1 第9節 ジュビロ磐田
2018明治安田生命J1 第9節 ジュビロ磐田 試合詳細
2018年04月21日 (土) 14:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
入場者数 | 13,316人 | 天候 | 晴、無風 | 気温 | 25.7℃ |
---|---|---|---|---|---|
湿度 | 33% | ピッチ | 全面良芝、水含み | 時間 | 90分 |
主審 | 木村 博之 | 副審 | 西尾 英朗/塚越 由貴 |
![]() |
ベガルタ仙台 | 0 | 0 前半 0 0 後半 3 |
3 | ジュビロ磐田 | ![]() |
ポジション | 番号 | 選手 | 選手 | 番号 | ポジション | |
---|---|---|---|---|---|---|
GK | 21 | 関 憲太郎 | 先発 | カミンスキー | 21 | GK |
DF | 6 | 板倉 滉 | 大井 健太郎 | 3 | DF | |
DF | 27 | 大岩 一貴 | 新里 亮 | 4 | DF | |
DF | 39 | 金 正也 | ギレルメ | 6 | DF | |
MF | 17 | 富田 晋伍 | 小川 大貴 | 24 | DF | |
MF | 16 | 野津田 岳人 | 高橋 祥平 | 41 | DF | |
MF | 4 | 蜂須賀 孝治 | 田口 泰士 | 7 | MF | |
MF | 23 | 中野 嘉大 | 中村 俊輔 | 10 | MF | |
FW | 10 | 梁 勇基 | 松浦 拓弥 | 11 | MF | |
FW | 30 | 西村 拓真 | 山本 康裕 | 23 | MF | |
FW | 11 | 石原 直樹 | 川又 堅碁 | 20 | FW | |
GK | 1 | シュミット ダニエル | 控え | 三浦 龍輝 | 36 | GK |
DF | 2 | 永戸 勝也 | 櫻内 渚 | 5 | DF | |
MF | 25 | 菅井 直樹 | 松本 昌也 | 14 | MF | |
MF | 29 | 古林 将太 | 山田 大記 | 19 | MF | |
MF | 34 | 椎橋 慧也 | 荒木 大吾 | 27 | MF | |
MF | 40 | 関口 訓充 | 上原 力也 | 30 | MF | |
FW | 19 | ジャーメイン 良 | 小川 航基 | 18 | FW |
試合経過(得点、選手交代、警告、退場) | ||
---|---|---|
56分[得点] | 11 松浦 拓弥 | |
58分[得点] | 24 小川 大貴 | |
10 梁 勇基 → 19 ジャーメイン 良 | 61分[交代] | |
■ 11 石原 直樹 | 65分[警告] | |
68分[警告] | ■ 20 川又 堅碁 | |
17 富田 晋伍 → 29 古林 将太 | 69分[交代] | |
23 中野 嘉大 → 2 永戸 勝也 | 76分[交代] | |
78分[交代] | 11 松浦 拓弥 → 14 松本 昌也 | |
82分[交代] | 20 川又 堅碁 → 18 小川 航基 | |
82分[得点] | 7 田口 泰士 | |
89分[交代] | 23 山本 康裕 → 30 上原 力也 | |
90+3分[警告] | ■ 30 上原 力也 |
後半 | 前半 | 計 | 計 | 前半 | 後半 | |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 2 | 7 | シュート | 10 | 2 | 8 |
6 | 3 | 9 | CK | 2 | 1 | 1 |
7 | 6 | 13 | FK | 15 | 11 | 4 |
1 | 2 | 3 | オフサイド | 3 | 2 | 1 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
<渡邉晋監督記者会見>
お疲れさまでした。13,000人を越えるサポーターが集まってくれました。本当に、ありがとうございます。ホームでは久々の敗戦で、スコアも0-3ですし、サポーターの方には不満の溜まるゲームになってしまったと思います。我々も非常に残念です。
ゲームの全体像を通して見ると、0-3になるゲームかな、という感じはしています。ただし、細部をみると、やはりつまらないミス、あるいは相手が勢いづくようなミスが多かったので、やはりそういうところをしっかり詰めていかないと、流れというものも相手に渡るし、スコアも動かされてしまうのかなというような感じがしています。
これからまだまだ長い連戦が続くので、最後にサポーターの方も「戦いは長いぞ」「下を向いているな」と言ってくれたので、中3日でしっかり切り替えて、またいい準備をして、C大阪戦に臨もうと思います。
■スタートをしたときの、前線のかたちを変えた意図を教えてください。
今日は2トップ1シャドー、トップ下に梁を置いたかたちにしました。準備期間は短かったのですが、ジュビロさんの戦い方を見たときに、少し立ち位置をずらすというようなところを、選択しました。
実際にそれが効果的にやれたシーンもたくさんあったと思います。それを、ハーフタイムでもう一回修正をかけて、我々がやりたいようなボールの動かし方というよりは、相手が嫌がるような動かし方にしましょうというようなところで、ハーフタイムに整理をして、後半戦に臨ませたのですけれども、ちょっとそこがうまくいかない、落ち着かない間に、失点をポンポンとやられてしまいました。そのあとはちょっとパワーも生まれなかったので、システムどうこうという問題ではなかったと思います。
ただし、ミラーゲームになったときに、ずらす、あるいは外すという作業は、別に今日のかたちでも悪くはないなと思っているので、もう少し組み合わせを考えたりしながら、これからもオプションの1つにできればと思っています。
■監督がチームに浸透させようとしている切り替えの速さについて、今日の試合はどう思われますか。
我々がボールを握る時間が長いと。その先にあるのは磐田さんのカウンターだと。そういうものは戦前からある程度予想はしていたのですが、特に今日は後半ですよね、どうしてもそこで切り替えの速さという点では、磐田さんの攻撃に移る瞬間というのが早かったです。そういう部分では、やはり我々の方が劣っていた、そこでゲームの勝敗を分けたという感じはしています。
ただし、それもさっき申し上げたように、細部のところのミスの仕方なんですよね。それがやはり、イージーなミスや、相手に勢いが出るようなミスだと、ああいう状況になってしまう。それは必ずしも、切り替えの意識が今日は足りなかったからだとか、出だしが一歩遅かったからということではなくて、本当にその取られ方の問題だと思います。
これは、いくらでも修正できるので、そんなにネガティブになる必要もないですし、実際はそういう失い方は今シーズンなかったですから、そこは別に次のゲームに向けても、しっかりと整理さえすれば、また我々の切り替えの速さというものは、この先のゲームでもしっかり表現できると思っています。
■磐田が引いてくることはある程度予想されていたと思いますが、その中でも決定機や得点になかなか結びつかなかったのは、何か誤算があったのでしょうか。
まずは、磐田さんが本当に最初から引いたのか、引かざるをえない状況だったのか、それは私も名波さんに聞いてみたいのですが、もしも磐田さんが本当は前から行きたいけれども引かざるをえない状況だったとしたら、間違いなく我々の立ち位置が良かったからだと思います。
では、その先に前進できました、昨季も申し上げたように、前半に関して言えば、相手陣内でプレーする時間が長い、でもなぜゴールが生まれなかったのかというと、やはり相手の嫌がるところに走れていません。それはまたなぜかというと、前の3人が立つ場所がちょっと動きすぎてしまったと私は思うのです。それを整理して後半に、という流れだったと思うのですけれども、でも実際にやはりチャンスというものは作れました。ではそれをしっかりしとめましょう、というような作業は、これはいつもカウンターで敗れれば、決定力がなかったからだというような議論になるのですけれども、だとしたらもっとチャンスの数を増やそうとか、もっとシュートを打ってみたらとか、あるいはセットプレーですね。今、記録をちょっと見たのですが、今日はCKが9本ありました。ではそのうち1本でも取れていれば、ゲームの流れはまた変えられるでしょうということが、もう少し高まる必要があると思っています。
単純に、我々がボールを握っている、カウンターを受ける、0-3で負けた、決定力がないからですね、ではなくて、やはりその決定力の迫力というか、もっと本当に決定機でしょう、ということを増やす、あるいはセットプレーで流れを持っていく。そういうところにも、もう少し目を向けられればと思います。
■前半は名波監督が「我慢比べのような展開」と言っていましたが、仙台としては両サイドが得意なかたちをなかなか見出せなかった感じでした。監督から見て、そこの対策を相手がしてきたことに対してはどう感じましたか。
まず、我慢比べというものは、私はハーフタイムで選手たちに伝えました。その我慢の仕方が、おそらく磐田さんは守るための我慢。我々はボールを動かすことの我慢。どうやってボールを運ぼうかというところで、もっともっとテンポよくボールを動かせれば、あるいは焦れずに焦れずにボールを動かせれば、たぶん磐田さんの守備組織ももう少し綻びが見えたのかなと思います。
おっしゃった、サイドでなぜ行けなかったのかということは、ミラーゲームになれば当然起こりうる現象だと思います。ではそこでどうやって剥がしていくのかといえば、まずは個のところで、一対一で破れれば、それだけで我々が数的優位に立てるわけですから、ではそこでクロスを上げましょう、というようなシチュエーションを作れる。そしてそれ以外でも、相手をもう少し寄せ付けて、反対側に持っていけば、もう少しウイングバックにも時間を作れる。それは、相手を見ながら、相手を動かして、ボールを動かしてということができればと思いました。
必ずしも、前半にノーチャンスだったのかというと、そんな感じもしていませんし、ハチ(蜂須賀)からのアーリーのクロスがあったり、ハチからのインスイングのクロスが流れてしまったり、そういうものも相手を脅かすことができたかなと思います。
むしろ、中央の花道を、前半に使えなかった。それがやはり、ちょっと勿体なかったかなと思うので、ハーフタイムでそれを整備したのですが、その花道を使う前に、ちょっとポンポンとやられてしまったので、そこが残念だったと思います。