2016 明治安田J1 1st 第10節 川崎フロンターレ
2016明治安田生命J1 1stステージ 第10節 川崎フロンターレ 試合詳細
2016年05月04日 (水) 14:03 キックオフ 等々力陸上競技場
入場者数 | 23,812人 | 天候 | 晴、中風 | 気温 | 27.1℃ |
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湿度 | 27% | ピッチ | 全面良芝、乾燥 | 時間 | 90分 |
主審 | 上田 益也 | 副審 | 宮島 一代/岩田 浩義 |
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川崎フロンターレ | 1 | 0 前半 0 1 後半 1 |
1 | ベガルタ仙台 | ![]() |
ポジション | 番号 | 選手 | 選手 | 番号 | ポジション | |
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GK | 1 | チョン ソンリョン | 先発 | 六反 勇治 | 1 | GK |
DF | 18 | エウシーニョ | 蜂須賀 孝治 | 4 | DF | |
DF | 3 | 奈良 竜樹 | 大岩 一貴 | 27 | DF | |
DF | 23 | エドゥアルド | 渡部 博文 | 3 | DF | |
DF | 2 | 登里 享平 | 二見 宏志 | 23 | DF | |
MF | 5 | 谷口 彰悟 | 富田 晋伍 | 17 | MF | |
MF | 10 | 大島 僚太 | 三田 啓貴 | 18 | MF | |
MF | 14 | 中村 憲剛 | 金久保 順 | 14 | MF | |
MF | 19 | 森谷 賢太郎 | 梁 勇基 | 10 | MF | |
FW | 11 | 小林 悠 | 野沢 拓也 | 8 | FW | |
FW | 13 | 大久保 嘉人 | ハモン ロペス | 20 | FW | |
GK | 30 | 新井 章太 | 控え | 関 憲太郎 | 21 | GK |
DF | 20 | 車屋 紳太郎 | 小島 雅也 | 32 | DF | |
MF | 7 | 橋本 晃司 | 榎本 滉大 | 38 | DF | |
MF | 21 | エドゥアルド ネット | 藤村 慶太 | 26 | MF | |
MF | 22 | 中野 嘉大 | 水野 晃樹 | 29 | MF | |
MF | 25 | 狩野 健太 | 奥埜 博亮 | 7 | FW | |
MF | 26 | 三好 康児 | ウイルソン | 9 | FW |
試合経過(得点、選手交代、警告、退場) | ||
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32分[警告] | ■ 14 金久保 順 | |
■ 18 エウシーニョ | 43分[警告] | |
19 森谷 賢太郎 → 20 車屋 紳太郎 | 54分[交代] | |
■ 23 エドゥアルド | 61分[警告] | |
5 谷口 彰悟 → 26 三好 康児 | 65分[交代] | |
70分[得点] | 17 富田 晋伍 | |
71分[交代] | 14 金久保 順 → 7 奥埜 博亮 | |
10 大島 僚太 | 73分[得点] | |
81分[交代] | 8 野沢 拓也 → 9 ウイルソン | |
2 登里 享平 → 22 中野 嘉大 | 86分[交代] |
後半 | 前半 | 計 | 計 | 前半 | 後半 | |
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5 | 2 | 7 | シュート | 12 | 6 | 6 |
2 | 2 | 4 | CK | 2 | 2 | 0 |
6 | 9 | 15 | FK | 18 | 8 | 10 |
3 | 0 | 3 | オフサイド | 4 | 3 | 1 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
<渡邉晋監督記者会見>
お疲れさまです。まずは、アウェイの川崎の地に、大勢の仙台サポーターに集まっていただきました。心から感謝を申し上げます。
等々力という場所は、(東日本大)震災の年(2011年)に、リーグ戦が再スタートした場所でした。我々にとっては非常に思い入れのある場所ですし、何とかあの日の再現をしたいと。アウェイですけれども、今のチーム状況を考えれば、何とか勝ち点3を取って帰りたいと思っていました。中三日の準備でしたけれども、川崎F相手に前からプレッシャーをかける部分と、しっかりブロックを築く部分と、そこは整理してトレーニングができたと思います。
一方で、昨年からなのですけれども、ボールをしっかり自分達が保持する、その中でアタックをしかけるというものにトライしていますから、握ることが得意な川崎Fさんを相手に自分達が握り返してやろうというような意気込みを持ってのぞみました。
ちょっと立ち位置を取るのが遅くなると、やはり川崎Fさんのプレッシャーに晒される場面もありましたけれども、しっかりと修正しながら、あるいは臆病にならずに顔を出すことをやり続ければ相手のアタッキングサードに入れるよ、と、実際にそれでゴールも奪えるよ、というようなものは、今日は選手は多少なりとも体感できたのではないかと考えたいと思います。
もちろん、勝点3を取って前進、前進というかたちで進みたいのですけれども、アウェイの勝点1を、ポジティブにとらえて、次のホームの福岡戦に向かっていきたいと思います。
■ 前日の練習に参加していた平岡選手がベンチに入らなかったことと、大岩選手をセンターバックに移すなど再編成した守備の手応えについて、教えてください。
今朝のホテルで体調不良がありましたので、早朝なのですけれども仙台から榎本を呼び寄せて、大岩をセンター(バック)にして、蜂須賀を右のサイドバックにするプランに変えました。(大岩)一貴もセンターバックは初めてではないですし、ハチ(蜂須賀)も本職の右サイドバックですし、チームとしてやろうとしていることは、共通理解を取れていれば大きく崩れることはないだろうと思っていましたから、実際にやってみて、それぞれの良さを発揮してくれたと思います。一貴はやはり人に強いですから、中央で相手の強力な2トップあるいはトップ下の選手に対して、ボールアタックにいけていましたし、ハチも彼のストロング(長所)であるクロスというものを、サイドから何本も供給してくれていたと思います。
間違いなく、そういう各々のストロングというものを発揮できるシチュエーションを作れれば、チームにとってもプラスになりますし、勝点というものをしっかり撮れるのではないかということを実感できました。
■ 立ち上がりから主導権を握れていましたが、試合開始前にどのような声をかけていたのかということと、その部分に関して監督の評価を教えてください。
まず、よく「主導権を握る」という表現があるのですけれども、それが、では自分達がボールを保持しているからかというと、イコール主導権を握れているのか、あるいは守備の狙いがしっかりと定まっていれば、相手がボールを握っていても「主導権を握る」という言い方ができるのではないかと、私はとらえています。
その中で、川崎Fさんに対してブロックを組んで自陣に引き籠もるというかたちよりは、なるべく高い位置でプレッシャーをかけて、ボールを奪いに行った方が、我々にとっては利益が出るだろうというゲームプランがありましたので、今日は風もありましたから、エンドを取れれば風上を取って前半から押しこんでいこうという話を選手ともしていました。幸い、我々が風上を取れましたし、相手を相手陣に押しこむこともできたと思います。
ただし、実際にそれで主導権を握れたのは、もちろん守備の部分もそうなのですけれども、もう少し前半のうちにボールを保持することで「主導権を握る」ということを表現できれば、と思いました。
ちょっと、相手のプレッシャーを感じて、少しボールを受けるのが遅くなるシーンが前半のうちは何度か見られましたので、そこを頭からやれるようになれば、攻守において主導権を握ることができるのではないかと思います。
■ 石川直樹選手が(出場停止で)出られず、代わりに出た二見選手はロングスローなどが効いていました。彼のプレーを監督はどう評価されますか。
前半は、本当に一歩、二歩なのですけれども、ポジショニングのルーズさというものがありました。それは試合中にも彼に伝えましたし、ハーフタイムにも口ずっぱく言いました。やはり本当に、一歩、二歩でボールが一個、二個出てしまうので、川崎Fさんはそういうところを見逃しませんし、やはり何度も何度も、いいポジションを守備においてとるということの大切さを今日のゲームで彼はしっかり味わったのではないかと思います。
アタックの部分でもう少し、理詰めに自分達で立ち位置を変えて、サイドバックがどこにポジションを取れれば我々にとって得になるかというものにトライしている中で、ちょっと前半はそこがうまく取れなかったのかなというところがあります。そこが二見の今の一番の課題ですので、実際にこういう公式戦をやったところでいろいろなものが見えてくると思いますから、そこをしっかり我々もフィードバックして、本人も反省して、次につなげてくれればと思います。
ロングスローは一番のストロングですから、あれがゴールに入っていれば良かったのですが、また次の機会があれば、あのようなチャンスを演出してくれることを期待しています。
■ 前からプレッシャーをかけようとして、同じ上位チームを相手にした場合、浦和戦では押しこまれて、この川崎F戦では押しこめたのは、監督のイメージ作りしたものを表現できるかどうかは、自然発生的に決まってくるのでしょうか。
浦和戦に関して言うと、本来はもっと前から行きたかったところです。
それをやるためのシステム変更もしたつもりですし、実際に押しこまれてしまったというのが、適切な表現かなと思っています。
あとは、プレッシャーをいちばん最初にかけるのは、おそらくセンターバックですから、そのセンターバックの力量というものを考えた時に、実際にどこまで我々が深追いをできるのかというものが当然あって、浦和さんと川崎Fさんのセンターバックの力量を私がここで論じるのは失礼だと思いますのでそれは言いませんけれども、間違いなく今日のゲームに関しては、相手のセンターバックにはどんどんプレッシャーをかけようと。ゴールキーパーには持たせていいから、長いボールを蹴らせれば、我々の最終ラインはヘディングが強いから、それではじき返せればセカンドボールを拾えるというようなところのゲームプランを描いていました。
実際にそれができた今日のゲームと、浦和戦に関して言えば、それができなかった90分だったと感じています。