第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦 公式記録
2013年10月13日(日)13:00 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
入場者数 | 6,053人 | 天候 | 晴 | 気温 | 20.5℃ |
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湿度 | 37% | ピッチ | 全面良芝 | 時間 | 90分延長30分PK戦 |
主審 | 岡部 拓人 | 副審 | 平野 伸一 / 前之園 晴廣 |
ベガルタ仙台 | 1 | 1 前半 1 0 後半 0 0 延前 0 0 延後 0 3 PK 1 |
1 | 水戸ホーリーホック |
ポジション | 番号 | 選手 | 選手 | 番号 | ポジション | |
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GK | 16 | 林 卓人 | 先発 | 本間 幸司 | 1 | GK |
DF | 33 | 石川 大徳 | 細川 淳矢 | 24 | DF | |
DF | 3 | 渡辺 広大 | 新里 亮 | 17 | DF | |
DF | 2 | 鎌田 次郎 | 冨田 大介 | 27 | DF | |
DF | 5 | 石川 直樹 | 輪湖 直樹 | 3 | DF | |
MF | 17 | 富田 晋伍 | 内田 航平 | 22 | MF | |
MF | 14 | 佐々木 勇人 | 西岡 謙太 | 14 | MF | |
MF | 10 | 梁 勇基 | 鈴木 雄斗 | 7 | MF | |
MF | 6 | 角田 誠 | 船谷 圭祐 | 25 | MF | |
FW | 24 | 赤嶺 真吾 | 橋本 晃司 | 10 | MF | |
FW | 18 | ウイルソン | 三島 康平 | 11 | FW | |
GK | 1 | 桜井 繁 | 控え | 笠原 昂史 | 21 | GK |
DF | 28 | 蜂須賀 孝治 | 尾本 敬 | 4 | DF | |
MF | 23 | 田村 直也 | 石神 幸征 | 16 | DF | |
MF | 11 | 太田 吉彰 | 木暮 郁哉 | 8 | MF | |
MF | 15 | ヘベルチ | 難波 宏明 | 9 | FW | |
FW | 9 | 中原 貴之 | 山村 佑樹 | 19 | FW | |
FW | 13 | 柳沢 敦 | 鈴木 隆行 | 30 | FW |
試合経過(得点、選手交代、警告、退場) | ||
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9分[得点] | 24 細川 淳矢 | |
24 赤嶺 真吾 |
15分[得点] | |
45+1分[警告] | ■ 24 細川 淳矢 | |
14 佐々木 勇人 → 11 太田 吉彰 | 60分[交代] | |
33 石川 大徳 → 23 田村 直也 | 74分[交代] | |
74分[交代] | 7 鈴木 雄斗 → 19 山村 佑樹 | |
79分[交代] | 14 西岡 謙太 → 16 石神 幸征 | |
82分[交代] | 25 船谷 圭祐 → 30 鈴木 隆行 | |
■ 24 赤嶺 真吾 | 86分[警告] | |
90+4分[警告] | ■ 30 鈴木 隆行 | |
18 ウイルソン → 9 中原 貴之 | 107分[交代] |
延後 | 延前 | 後半 | 前半 | 計 | 計 | 前半 | 後半 | 延前 | 延後 | |
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2 | 2 | 3 | 6 | 13 | シュート | 10 | 5 | 2 | 1 | 2 |
2 | 1 | 0 | 2 | 5 | CK | 7 | 4 | 1 | 0 | 2 |
5 | 2 | 10 | 8 | 25 | FK | 15 | 2 | 9 | 2 | 2 |
1 | 0 | 2 | 1 | 4 | オフサイド | 6 | 2 | 4 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
PK | 1st | 2nd | 3rd | 4th | 5th |
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水戸(先行) | 30 ○ | 10 × | 19 × | 16 × | - |
仙台 | 11 ○ | 10 ○ | 2 ○ | - | - |
<総括>
試合が終わってから選手には「練習時間より長いぞ」という話をしてきました。昨日の練習でも最後にPKの練習を同じ場所でやれたので、もしかすればPKまでいくのではないか、という予感が的中したことだけがいいことですが。
ゲームの内容は、「コンディションのところで少し重さがあったな」とも感じていて、パスワークのテンポ、しかけのテンションというようなところが少し相手に先手を取られたようなゲームでした。先制点を最初は向こうにセットプレーで与えてから、彼らにぐっと勢いを与えたまま、ゲームが進んでしまいました。ただし、各ポジションで少しコンディションを変えた中でも、これ以上失点しないようなところに重きを置いた戦い方でした。彼らは、ともすれば120分間の戦いを覚悟していたと思うし、充分交代のところでは120分間守る覚悟を持って戦わざるを得ない今日のコンディションだったと思います。
勝ち方とすればPKでしたけれども、選手たちには「苦しんでこそまた喜びもひとしおだ」と言ってきました。本当にこの大会は優勝すればACLに出られる大会で、自分達は今年に出ているので、その資質があるんだと。それを示していこうというところで、次にもコマを進めたというところでその気になって、しっかりサポーターの言っているとおり、メダルの前にカップを取りにいきたいと思います。
■PK戦で一本を止めた林選手について、評価をお願いします。
やはり、落ち着いていますよね。ゴールマウスにいるときの立ち振る舞いというところが。PK戦になった時点で、今回は安心していました。一本目の鈴木(隆行)選手のボールに反応できたところで、彼にとっては手ごたえがあったのではないかと思います。
攻撃の方でも、太田が一番手で、彼も落ち着いて決めたことで、全員が決めてくれるだろうと確信しました。
■「コンディションの重さがあった」という理由を教えてください。
ちょっと、今週にトレーニングを強めたんですよ。そこには、この天皇杯が終わったときに、リカバリーができなくて次の(J1第29節)名古屋戦を迎えることがあります。先週はトレーニングゲームもなしに休んでいるということで、この水戸戦だけではなくて、次の週も見込んでやっておかなければいけないことをやったときに、負荷がかかったな、と思います。このゲームは苦しむとも覚悟したなかで、しっかりとこの天皇杯と名古屋戦というものに関しては、ふたつとも勝ちにいかなければいけないというプランを遂行して、そのリバウンドがきたのは確かだなと思っていました。
でも、選手は理解して、強いトレーニングをこなしてくれて、今日も自分達が押されながらでも、そのせいにするわけでもなく、ひたすら勝つことだけを考えてやってくれました。そこには感謝しています。
■前半はボールの運び方などが慎重だったように思います。それはやはりコンディションの重さが理由でしょうか。
立ち上がりの部分に関しては、コンディションは理由にならないと思います。ちょっと相手を見てしまったな、と思います。相手のセカンドボールの寄せ、取った後の飛び出しというところに、予想以上の速さに、たぶん選手たちは面食らった。そして自分達がボールを持ったときに、自分達が落ち着かせようとしたときの、落ち着かせるということが、ゆっくりすることではないということを、はき違えてしまったのかな、と思います。
スカウティングの映像でJ2のゲームを分析したときに、やはり自分達の対戦していない時期が長いチームに対して、視覚と実際の体感、それがうまくつかめなかった(試合の)入りだなと感じました。