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試合日程/結果

第22節 サガン鳥栖

<手倉森誠監督記者会見>

<総括>

 後半の折り返しから初めての黒星で、全部勝つつもりで挑んだ試合で負けてしまったことは残念です。
 前節の鳥栖の戦い方を見て、鳥栖らしさが戻ってきていました。そのなかで我々が、アウェイに乗りこんで戦うときに、彼らのアグレッシブな守備からの攻撃という部分に対して充分に警戒して戦う必要があります。ただ、そこに対して少し、自分自身が警戒させすぎていたかと思います。前半の攻め方が非常に慎重で、また難しく考えさせてしまいました。サイドからの攻撃に対して共通理解を持って入らせたゲームでしたけれど、逆に相手にボールを引っかけさせてゴール前に攻められた、それで失点してしまったというあの時間帯だけが本当に悔やまれるという状況です。後半はそれを修正して、シンプルに外からというところで、押しこんで攻め立てたというところでは我々は意地を見せたのかなと思いますけれども。
「今日の結果で、鳥栖には初完封、初連勝を献上したのは我々だ。そこに対して悔しさを持って、残りの試合に悔しさを持って、その悔しさが必要だったのだろう」と選手たちにも話してきました。残りの試合でまた、目標の12勝分を勝ち取るために頑張るまでです。

■「慎重にいきすぎた」ということで、パスを相手のボランチに取られるなど、前半戦で見られたようなことが前半にあったので、後半に向けてどのように修正しましたか?
また、相手が球際に強くこぼれ球を拾ってくることに対して、どのような指示を出しましたか?

 前半戦のような戦い方やミスだったとは思っていません。今日の戦い方のあの局面でのミスです。「シンプルにやる」ということについては、彼らの守備隊形、オーガナイズに対して、我々はもっと外につけるべきだったと思っています。それをやって、逆にそれをまた深い位置でのアクション、ゴール前のアクションが足りずに、突破にかかるのかボールを握るのかということで、少しボールを大事にしすぎたというところが非常に残念だっただけです。
 後半はシンプルに外から、クロスからの失点が多い鳥栖に対して、我々が理解したわけで、それを前半のうちにやらなかったので残念だったと思います。
(球際に関しては)前節の(鳥栖の)大宮戦を見れば、非常に表現できていた部分ですし、我々もそれに対してしっかり戦うところと奪うところがキーになってくるというような話をしていたのですが、大宮戦では90分間それを押し通せていた鳥栖がそこにはあったと思いますが、後半は我々はそれをさせなかったということで、そこでは少し意地は見せたのかなと思っています。こういうときもあります。

■けが人が多く選手をやりくりしていたなかで、鎌田選手と角田選手のポジションは二通り準備していました。今日の試合での配置を最終的に選んだ理由を教えてください。

 鎌田の方が理詰めの方でボールを動かせて、ターンしてサイドへのダイアゴナル(斜め)のパスは練習から良かったので、角田は前々日には少し腰が痛いので練習を回避した状況で、活動量のあるボランチの位置には今回は鎌田でいこうと決断しました。
 ビルディングアップで彼らがブロックを組んで守ったときに、センターバックの間に鎌田を降ろして、角田がそのまま持ち上がって前線にフィードできれば、ということはミーティングで確認していたのですが、なかなかそれに対して持ち出すことに慎重になりすぎていた部分が今日はあって、それがうまくいかなかった部分でした。
 ただし、後半に鎌田と角田がそれぞれ話をして、ポジションを変わったというところは、もう少し先にやらせてよかったなとは思いました。

■広島から移籍してきた石川大徳選手が初先発でフル出場しました。彼のプレーについての評価をお願いします。

 サイドにあるスペースに、タイミングよく駆け上がってくれていました。そのボールが深いところまでいってCKになるかどうかというところで、相手ボールになったのは残念な部分ですけれど、積極的に今日は攻撃のところでやってくれたことと、あとは鳥栖のダイナミックなプレーで、長いボールに対しても、あの身長でもしっかり寄せながらプレーしてくれたというところで、最後は両足の内転筋をつるくらい頑張ったということで、走ればそういった症状が出るのは人間当たり前だと思います。よく頑張りました。