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ヤマザキナビスコカップ 決勝トーナメント 準々決勝 FC東京

2012Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦 公式記録
2012年8月8日(水)19:04 キックオフ 味の素スタジアム
入場者数 10,573人 天候 晴、弱風 気温 24.8℃
湿度 56% ピッチ 不良、乾燥 時間 90分
主審 扇谷 健司 副審 田尻 智計 / 相葉 忠臣
第4の審判 吉田 寿光 記録員 遠藤 郁夫
FC東京 2 0前半0
2後半0
0 ベガルタ仙台
ポジション 番号 選手   選手 番号 ポジション
GK 1 塩田 仁史 先 発 林 卓人 16 GK
DF 14 中村 北斗 田村 直也 23 DF
DF 3 森重 真人 鎌田 次郎 2 DF
DF 4 高橋 秀人 上本 大海 29 DF
DF 33 椋原 健太 朴 柱成 27 DF
MF 7 米本 拓司 松下 年宏 8 MF
MF 8 長谷川 アーリアジャスール 梁 勇基 10 MF
MF 18 石川 直宏 太田 吉彰 15 MF
MF 27 田邉 草民 関口 訓充 11 MF
MF 39 谷澤 達也 赤嶺 真吾 24 FW
FW 9 エジミウソン ウイルソン 18 FW
     
GK 21 廣永 遼太郎 控 え 桜井 繁 1 GK
DF 5 加賀 健一 渡辺 広大 3 DF
DF 16 丸山 祐市 内山 俊彦 20 DF
MF 10 梶山 陽平 奥埜 博亮 7 MF
MF 36 三田 啓貴 武藤 雄樹 19 MF
FW 11 渡邉 千真 中原 貴之 9 FW
FW 49 ルーカス 柳沢 敦 13 FW
     
ランコ ポポヴィッチ 監 督 手倉森 誠
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
 27 田邉 草民 [C1] 30分[警告]  
  37分[警告]  18 ウイルソン [C2]
  41分[交代] 23 田村 直也 → 20 内山 俊彦
 39 谷澤 達也 [C1] 42分[警告]  
  51分[警告] 20 内山 俊彦 [C1]
27 田邉 草民 → 10 梶山 陽平 60分[交代]  
  62分[警告]  2 鎌田 次郎 [C3]
  73分[警告]  27 朴 柱成 [C4]
  74分[交代] 18 ウイルソン → 7 奥埜 博亮
39 谷澤 達也 → 49 ルーカス 76分[交代]  
18 石川 直宏
[左 49 → 33 → 7 ↑ 中央 18 右足S]
81分[得点]  
9 エジミウソン → 11 渡邉 千真 84分[交代] 27 朴 柱成 → 9 中原 貴之
11 渡邉 千真
[右 14 → 中央 7 ↑ 11 ~ 右足S]
90+3分[得点]  
[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回
[得点] ~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
90 45   45 90
6 5 11 シュート 5 4 1
3 4 7 GK 11 6 5
2 1 3 CK 9 2 7
7 8 15 直接FK 13 9 4
3 1 4 間接FK 10 2 8
3 1 4 オフサイド 8 2 6
0 0 0 PK 0 0 0
手倉森誠監督記者会見

<総括>

 残念な結果になってしまいました。自分たちとしては2-2とファーストレグで引き分けたあとに、点を取って勝つしかないという状況の中で、ぜひその可能性を信じて全力を尽くそうと。
 そのなかで、ゲームでディフェンダーにけが人が出て、0-0で推移しながら最後にアタッカーでしかけていきたいというゲームプランが少しずれた、というところが正直言ってあります。
 ただ、あの手この手を尽くして、選手も全力で、連戦の中、力を出し切ってくれたし、負けて四強には進めませんでしたが、得たものはあると信じて、残りのリーグ戦にぶつけていきたいと思います。
 我々と同じように可能性を信じて平日のナイターでも来てくれた仙台サポーターに、最後まで応援してくれたことに感謝しつつ、申し訳ないな、と思います。リーグでタイトルを取れるように、一緒に戦ってほしいと思います。

■田村選手が負傷で交代したということが、上本選手を90分出すことなどプランに影響したところはありますか。

(田村は)腰の打撲で、ターンして走れない状況になってしまいましたので、代えざるを得ませんでした。上本を出し続けなければいけない状況というよりも、上本にやってもらいたい、ということで、彼はもう万全にするにはゲームをしなければいけないというところでしたから、勝たなくてはいけないゲームで彼が入ることで、後ろからのつなぎというところを期待して、投入したわけだし、ピッチがちょっと悪かったのは残念でしたけれど。
 田村が抜けたことで、本来彼をアンカーに持ってきて、松下と梁をもう少し前目に上げたかったということがあったのですが、それができなくなって、その次の考えとしての、ふたつめの奥埜の投入というところになりました。
 いろいろなことを準備した中で、そのへんでパワーが出し切れなったということが、これも経験ですし、切り替えていこうと思います。

■田村選手の腰の負傷はどの程度ですか。

 自分は医者ではないのでまだわかりませんが、走れない状況なので、中2日の札幌戦には間に合わないと思います。

■奥埜選手を出して中盤を変えてからは攻め合いになりました。そこでの失点が響いたかたちでしょうか。

 やはり点を取らなければいけなかったので、おそらくFC東京も我々がパワーを持つことに対しての察知力というものはチームとして感じていたと思うし、残り時間を考えたときにこちらからしかけたかったということです。あとは中二日でのゲームで、総合力を持ってどちらも勝っていこうと思えば、交代という手段を使ってでもしかけながらやっていきたかったというところはありました。ウイルソンも、15分を残して次の準備をさせたいなということも確かにありましたし、出れば取られるというのがサッカーだし、取りたかった分を取れなかった悔しさを必ず糧にしなければいけないと思っています。
 こういう負け方を、これからシーズン中にしないように心がけてやっていきたいと思います。

■去年は堅守速攻で、今年はポゼッションを加えた中で、この試合のような場合勝負と美しさとどちらを最終的に追求していきますか。

 今日は色々なことが考えられたと思います。前半にゴールが取れて(試合が)動けば、たぶん相当な打ち合いになったと思うし、しかけ合いになったと思います。前半は0-0でいいというのは、ゲーム中にチームにも伝えました。
(リーグ戦の)前節にFC東京が浦和に0-2で折り返したあとに、ものすごくパワーを出していました。ああいう展開になっては、やはり消耗戦になるので、まずは手堅さ、というのは今日は考えて試合を進めなければいけなかったと思います。
 そのなかでも勝負どころというのは、ゲームの終盤に、お互いに消耗してきたときに、どちらがエネルギーを持てるかというところだと思いますから。ただ、そのエネルギーを持った時に、崩れる部分というものはリスクを冒すからこそ裏を取られるというものだと思っています。そこに対してのケアというところです。
 1点を取られた後でも、まだ多少の時間があった中で、ちょっと慌ててしまったということがゲームの中でありました。もちろん、パワープレー的にいったときに、裏を狙わせる人と手前でこぼれを狙う人のバランスが悪くなったところは確かにありました。あのへんでやはり、落ち着いてゲームを狙いたかったというところはあります。そのへんはやはり、「何としても勝ちたい」という気負いの方が出てしまったような気がします。
 でも、それが我々の今のメンタリティだし、それをまた修正して、改善して、たくましくなるしかないので、今日の負けをそういった方向に持っていけるチームなので、それをリーグ戦で表現できれば、と思います。

■奥埜選手投入後のねらいをお願いします。

 奥の手です(笑)。彼は練習でも非常に好調だったし、バイタル(エリア)での仕事が、普段の彼の努力を見れば、どこかで使いたかったし、これからのリーグの終盤になったときに、全員が戦力としてスタンバイさせる必要があります。実戦の中で彼が出て決勝点が出て勝つことができれば、また大きな自信になって彼も早く成長できたかもしれませんけど、それも裏目に出たので、いい経験だけはさせられたと思うので、いい方にとらえてやりたいと思います。