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第29節 浦和レッズ

2012Jリーグディビジョン1 第29節 公式記録
2012年10月20日(土)13:04 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
入場者数 17,711人 天候 晴、弱風 気温 19.3℃
湿度 52% ピッチ 良芝、乾燥 時間 90分
主審 山本 雄大 副審 渡辺 智哉 / 小椋 剛
第4の審判 蒲澤 淳一 記録員 平井 恵美子
ベガルタ仙台 3 1前半0
2後半2
2 浦和レッズ
ポジション 番号 選手   選手 番号 ポジション
GK 16 林 卓人 先 発 加藤 順大 18 GK
DF 23 田村 直也 坪井 慶介 2 DF
DF 2 鎌田 次郎 永田 充 17 DF
DF 29 上本 大海 槙野 智章 20 DF
DF 27 朴 柱成 平川 忠亮 14 MF
MF 17 富田 晋伍 鈴木 啓太 13 MF
MF 6 角田 誠 阿部 勇樹 22 MF
MF 15 太田 吉彰 梅崎 司 7 MF
MF 10 梁 勇基 柏木 陽介 8 MF
FW 18 ウイルソン マルシオ リシャルデス 10 MF
FW 24 赤嶺 真吾 ポポ 16 FW
     
GK 1 桜井 繁 控 え 山岸 範宏 1 GK
DF 20 内山 俊彦 濱田 水輝 26 DF
MF 8 松下 年宏 野田 紘史 12 DF
MF 11 関口 訓充 山田 暢久 6 DF
FW 19 武藤 雄樹 宇賀神 友弥 3 MF
FW 9 中原 貴之 矢島 慎也 29 MF
FW 13 柳沢 敦 原口 元気 24 FW
     
手倉森 誠 監 督 ペトロヴィッチ
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
24 赤嶺 真吾
[右 15 ~ → 18 ↑ 中央 24 ヘディングS]
2分[得点]  
  33分[警告] 10 マルシオ リシャルデス [C1]
6 角田 誠 [C1] 35分[警告]  
  39分[警告] 16 ポポ [C4]
23 田村 直也 [C1] 47分[警告]  
18 ウイルソン
[左 24 → 10 ~ 中央 → 18 左足S]
62分[得点]  
  64分[得点] 20 槙野 智章
[中央 22 → 10 → 20 左足S]
  71分[交代] 7 梅崎 司 → 3 宇賀神 友弥
  72分[交代] 2 坪井 慶介 → 24 原口 元気
24 赤嶺 真吾 → 9 中原 貴之 77分[交代]  
18 ウイルソン
[右 23 ↑ 中央 9 ヘディング ↑ 18 左足S]
79分[得点]  
  82分[得点] 10 マルシオ リシャルデス
[左 CK 8 ↑ 中央 10 右足S]
  83分[交代] 14 平川 忠亮 → 12 野田 紘史
27 朴 柱成 → 20 内山 俊彦 83分[交代]  
18 ウイルソン [C5] 88分[警告]  
15 太田 吉彰 → 11 関口 訓充 88分[交代]  
[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回
[得点] ~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
90 45   45 90
4 3 7 シュート 12 2 10
9 3 12 GK 6 4 2
2 1 3 CK 3 0 3
2 8 10 直接FK 15 8 7
2 2 4 間接FK 0 0 0
2 2 4 オフサイド 1 1 0
0 0 0 PK 0 0 0
手倉森誠監督記者会見

<総括>

 まず今日のゲームプランで「もちろん優勝争いで注目される一戦で、激闘は覚悟しよう」という話はしました。
 その中での戦略は、まずは「いい守備からいい攻撃」というものを意識した中で、勝ち点差を考えたときの今日の浦和はおそらく攻撃的に来るだろうというのは、チーム内で共通認識しながらゲームに入りました。来てくれるぶん裏を取れるぞ、というところで勢いを持って入ろうとしました。
 前半の2分で点を取れたことで勢いを示せたゲームだったのですけれども、逆に、「いい守備から…」と言っていたぶん、守備意識が高まってしまったと思います。前半に、まず1-0でのリードを守ろうとするあまり、揺さぶられた部分が前半から続きました。最後は3-2で勝ちましたけれど、最後はやはり体力的にしんどい思いをさせられたのは我々の方だったし、その先制点がそういったところに響いたなと思います。ただし、ゲームを通して、先手、先手を取れたことがこの勝点3を取れたことにつながったと思うし、終わってから選手たちには「大きな勝点3ではあるけれども、2点差をつけたところでの点の取られ方はまずいということをじゅうぶん反省しよう」という話をしました。ただし「先手、先手を取れたこの緊張感あるゲームをものにできたあたり、メンタル的にもタフに、成長できているというところは、自信を持って次に進もう」という話はしました。「残り5戦に対して角田の出場停止、上本ももしかしたらけが、といったものはみんなで全部カバーしていくということを考えれば、すかさず気持ちを引き締めていこう」という話をさっきしてきました。
 何よりもまず、今日はホームで良かったなということと、サポーターと一緒に戦って強豪のレッズをねじ伏せたというところは、本当にサポーターの力なしにはありえなかったと思います。残り5戦も一緒に戦っていきたいです。

■今日のウイルソン選手についての評価をお願いします。

「守備から」という部分で、守備のオーガナイズにしっかり徹してくれたところ、そして決定的なチャンスになったときに決めきったところは、じゅうぶんにチームでの役割を果たしてくれたと思うし、ゴールから遠ざかっていましたけれど、一試合での2ゴールというところで、残りの5戦に彼がまた勢いを持って進めばいいな、と期待します。

■今日のピッチ状態などから、ある程度理想を捨てて現実を取ったところはありますか。

 そうですね。今週のトレーニングでは二日目にはもうロングボールの練習もしたし、我々のホームのスタジアムのピッチがこういった状況というのは、我々がいちばん使い慣れなくてはいけないので、そういった意味で、レッズが今シーズンに取り組んでいるビルディングアップからの攻撃というところに関しては、若干我々に優位に進めばいいなと思っていましたし、点を取れないときの中での高さというのは、ガンバ戦でも示したように、今日も効いてくるだろうなというのはプランの中にありました。

■出場停止の選手の穴を埋めながらの戦いが続いています。代わって入った選手の評価はいかがですか。

 コレクティブに、誰が出てもやりきるんだ、というところに対してはみんな理解を持ってやってくれているし、逆にカバーしてこそチームの総合力を示すんだという思いは、この団結力あるチームのなかでは、本当に根付いているし、これからも「そうしてみせる」という風にすかさず思ってくれている選手もたくさんいてくれていると思いますから、それを示してこそ、本当に優勝できるチームなんだと思います。

■上本選手のけがの状態はどうでしょうか。

 おそらく、次には出られないかと思います。まず、ハムストリングをかばいながらプレーしていて、ふくらはぎの方をちょっと痛めているということで、腿裏もふくらはぎも、という状況なので、明日とあさっての二日間は完全に治療に専念してもらって、その回復具合がどうなるかというところは経過を見ようという話は(上本)大海ともしてきました。

■今日の2位と3位の直接対決を、残り6試合という中で勝ちきった意味はいかがでしょうか。

 まずは、今日の試合の時にペトロヴィッチさんには「上に広島がいて、下にペトロヴィッチさんがいて、ペトロヴィッチさんにはさまれている気分だ」という話をしました。そんななかで、2位・3位対決で、13時からの試合で、残り6戦の中で最初にゲームをやってプレッシャーを与えられるゲームは今日しかありません。あとは全部広島と同じ時間、自分たちがアウェイに行けば広島もアウェイで試合をするというような本当に同じシチュエーションの中で試合をしなければいけません。だからおそらく今日のゲームというのは、広島もじゅうぶん結果を気にしていたと思うし、レッズが勝ったくらいではプレッシャーは半減だと思うし、我々が勝ってこそ与えられるプレッシャーというのはあったはずなので、まずは今、何時間かですけれど並んでいられるということで、そういう意味でも本当に大きな勝点3だと思います。