11月4日(日)、ベガルタ仙台レディース 第22節 日体FC戦にてプレナスチャレンジリーグ2012最終戦セレモニーを開催いたしました。
掲載日:2012年11月4日
11月4日(日)、プレナスチャレンジリーグ2012全日程、またホーム最終戦となる第22節 日体FC戦にて試合後、感謝セレモニーを開催いたしました。
■感謝セレモニー
セレモニーでは、ベガルタ仙台レディース市民後援会 松良会長よりご挨拶をいただき、株式会社ベガルタ仙台代表取締役社長 白幡洋一、監督 千葉泰伸、キャプテン 下小鶴綾からご挨拶を行いました。
またトップチーム同様、今シーズン、様々なかたちで支援をいただいた皆様へ、感謝の気持ちを込め、スタジアムを一周いたしました。
株式会社ベガルタ仙台代表取締役社長 白幡洋一よりご挨拶
プレナスチャレンジリーグ最後の試合に勝ちまして、優勝は前節に決めまして、来季のなでしこリーグへの昇格を決めたのですけれど、最終戦でも何とか勝利を決めまして、少しホッとしております。
こういう成果は、今日ここにいらしてくれた方々、あるいは来られなかった方も含めて、多くのファン、サポーター、スポンサー、ボランティア、そしてその他の関係者の皆さまに、ご支援、ご声援やご協力のもとで成し遂げられました。感謝を申し上げたいと思います。ありがとうの言葉をいくつ重ねても足りないと思いますが、本当にありがとうございました。
今、私の後ろに並んでいます監督、選手、スタッフ、そしてそのほか育成部のフロントが、少ない人数ながら試合を一年間運営することを達成できました。彼らは誇りであります。私からも労いたいと思いますし、褒めてやってほしいと思います。
考えますと、昨年の10月13日に東京電力からの移管を決めました。そして翌年の2月1日に「ベガルタ仙台レディース」としてスタートしたのですが、一年間、人によっては「勝って当たり前」「優勝して当然だ」と一部の声もある中で、選手と監督が一丸となって、自分たちが掲げた目標を、このように見事達成しました。大変、感慨深いものがあります。
みなさんご承知のように、ベガルタ仙台レディースは、宮城県の(大崎市)三本木で1997年にスタートいたしましたYKK東北女子サッカー部フラッパーズがスタートです。2004年にそれが東京電力に移管となって、今年からベガルタ仙台レディースとしてスタートしたわけでございます。
今日、私はここで皆さんに、お誓いしたいと思いますけれども、フラッパーズ、そしてマリーゼ、そしてベガルタ仙台レディースと名前が変わりましたけれど、今後は絶対にこの名前を変えないということをお約束したいと思います。
先程、昨年の10月の話をしましたけれども、さらにさかのぼる3月11日の東日本大震災、それは大変な、筆舌に尽くしがたいことだったと思いますし、今でもかかずらっていらっしゃる方もいらっしゃいますけれども、あの時に、今日のベガルタ仙台レディースを想像した方がいらっしゃったでしょうか。おそらく、ひとりもいないと思います。
ただ、時間が経ってみますと、ベガルタ仙台レディースのスタートは、あの3.11なのではないかと思っております。このベガルタ仙台レディースは、これからひとつの山を越え、ふたつの山を越え、みっつの山を越えて、ますます歴史を刻んでいくということをやっていきたい。県民市民にとって、末永く語り継がれる、伝達される、レガシーにしていきたい。そう思っております。皆さんはそのレガシーにするためのパートナーであり、歴史の証人ではないかなと思っております。
最後になりますけれども、皆さんはベガルタ仙台レディースが優勝したときに、万歳をしてくれました。たいへん、感動いたしました。今日は、私たちにとってたいへんな誇りであります、サポーターに対して万歳をしたいと思います。ご唱和よろしくお願いいたします。
ベガルタ仙台レディースのサポーター、万歳!(場内万歳三唱)
レディース監督 千葉泰伸よりご挨拶
シーズン前に目標として掲げたチャレンジリーグ優勝、そしてなでしこリーグ昇格を、お約束通り成し遂げることができました。選手それぞれがいろいろな思いを胸に秘め、ここに集まり、新しいチームとしてベガルタ仙台レディースが2月にスタートしました。選手たちは、慣れない環境の中でもサッカーができる喜びと、うまくなりたいという向上心と、感謝の気持ちを持って、日々のトレーニングに励み、リーグ戦22試合を戦い抜きました。
サッカーは、必ずしも強い者が勝つとは限りません。負けられないプレッシャーのなかで、無敗で優勝したこの選手たちを、本当に心から誇りに思っております。この優勝は、選手とスタッフが、目標に向かってひとつになったからこそ達成できた偉業だったと思っております。
川島、鮫島の加入も、チームにプラスアルファの力をもたらしてくれました。けがで辛い思いをし、苦しいリハビリをしながらもチームに貢献してくれた田原と今井の存在も、このチームにとって大きな原動力となりました。そしてコーチの正木、GKコーチの上野、トレーナーの千葉、主務の齋藤、副務の林、それぞれがそれぞれの役割の責任を果たしてくれました。
ベガルタ仙台レディースは最高のチームです。この最高のチームをバックアップしてくれた白幡社長をはじめ、育成部長の山路さん、クラブのスタッフ全員に、最高のチームに多大なるご支援ご協力をしてくださったスポンサーの皆さま、選手たちの職場の皆さまに、そして、最高のチームに最高の応援をして下さったサポーターの皆さまに、関わって下さった全ての皆さまに、心より感謝申し上げます。
我々は、まだまだ発展途上のチームです。さらなるレベルアップを目指し、より高みを目指し、日々努力してまいります。引き続き、ご支援、そして温かいご声援をよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
キャプテン 下小鶴綾選手よりご挨拶
挨拶することを聞いていなくてちょっとびっくりしています(場内笑のち拍手)。ありがとうございます。ホーム最終戦に勝って、仙台の皆さんの前で優勝を報告できたことを、本当に嬉しく思っています。
ここに来たときは、正直、受け入れてもらえるかなという不安がありましたが、毎試合毎試合、たくさんの方々が応援に駆けつけてくださいまして、自分たちが本当に背中を押された気持ちでいます。今年は皇后杯がまだありますので、チームでしっかりトレーニングをして、優勝の報告をまたここでできるようにしたいと思います。
温かいご声援をありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
各賞の表彰式では、チーム得点王を伊藤美菜子選手、ベストプレー賞を上辻佑実、嘉数飛鳥選手、フェアプレー賞を中村真実選手、年間MIP賞をベガルタ仙台レディース全選手とスタッフが、年間MVPを長船加奈選手が受賞しました。
また、ベガッ太による特別賞の授与も行われ、坂井優紀選手が受賞しました。